2022-04-17
【春の土用入り】
今日4月17日から立夏前の5月4日まで春の土用に入りました。今年も新緑が早い感じですね。
土用というと夏の土用の丑の日が有名ですが、年4回約18日ずつ計72日土用期間があります。(暦の上での春夏秋冬もそれぞれ約72日ずつです)
季節の変わり目で雨が多くなります、
陰陽の気が乱れから心身の調子を崩す方が多くなります。
次の季節へ向けての準備期間になります。
この時期は土に関わる一切のことをしてはいけないとされてきました。
土壁塗り、井戸掘り、種まき、棟上げ、引越しなど土の気が安定しない時にそのようなことをすると、井戸は枯れ、家は朽ち、種は芽が出ないなどのトラブルを引き起こすと言われていました。(間日(まび)と言って土いじりをしても大丈夫な日もあります。2022年は4月22日(巳)、23日(午)、26日(酉)、5月4日(巳))
この期間は大きな契約や新たなことをはじめたり、大きな旅行なども控えた方が良いと言われています。
私自身新しいことをはじめようとして進行できなかった経験もあります。
リフォームなどは土用期間前からスタートすると土用期間に差し掛かっても問題がないとも言われています。
土用期間は
胃脾系が疲れやすく、免疫系のトラブルがおきやすく、風邪や胃腸トラブルが起こりやすい時期。
過食や拒食、精神不安などの症状が出やすく、甘いものがやめられない、いくら食べても満足しないという状態になる方もいます。
胃腸が弱っているところに食べすぎると胃腸内が腐敗を起こしやすくなります。
あらゆる不調の原因は食べすぎと冷えから(食べすぎると体温が下がります)
特に春の土用は胃脾系に加え、肝胆嚢系の疲れから自律神経も乱れやすくなります。
イライラしたり、攻撃的になったり、落ち着きがなくなったり、落ち込みやすくなったりする方が多い時期でもあります。この時期にしっかりとケアしておかないと、土用明けに五月病という症状になりやすい傾向があるようです。
自律神経の乱れにはお食事面からのアプローチも大切ですが、森林浴などもオススメです✨
お食事面からの対処方法として
身体の中心軸を整える
ごはん、お味噌汁、お漬物
季節の(春)野菜中心のおかず
の素食。
←免疫力を高める食事法でもあります✨
特に胃脾系の食薬は
米
黄色い野菜(かぼちゃ、さつまいもなど)
野菜の甘み
☆土用期間ににおすすめの食べ方(特に不調時に)や過ごし方
◎おかずを減らす
◎少食
◎胃腸内の腐敗を起こしやすい
動物性食品や油脂類を控えること←発酵食品(特に麹発酵食品)を増やす
◎白砂糖を減らし黄色い野菜や自然の甘味を楽しむ
◎よく噛む
◎プチ断食
◎温活(オススメはゴム製の湯たんぽを冷えているところに当てること)
◎のんびり過ごす
◎森林浴
◎リラックス&リフレッシュタイムを取る
◎睡眠
◎断捨離
◎衣替え
◎家の整理整頓
◎立夏以降のプランをまとめる
など
実に17年前にマクロビオティックを実践する前まではこのようなことを知らずに過ごしており、土用のたびごとくらいに体調を崩し、寝込んでいましたね。
楽しむ時には楽しみ、
疲れを感じたら無理せず身体と内臓の休息を心がけ春の土用も楽しく、美味しく、少しのんびりペースでハッピーにお過ごし下さいませ。