2025-01-28
旧暦新年へ向けて
年末にお節を作らなかったので何だか忘れ物をしたような気分になり、旧暦新年へ向けて
大根かつらむきと年輪巻き

丁度数日前に恩師松本光司先生の10回目のお命日が過ぎ、先生を近くに感じ、かつらむきをしてみようと思いました。
かつらむきは人生そのものように感じられます。また、その時の体調や精神状態が大きく反映されるような気がいたします。
松本光司先生の愛弟子の故奥秋浩一先生からは、かつらむきは一度身につくと生涯忘れることはないと教わりましたが、はてまて。
十数年前松本塾在学中は毎朝早起きをして、家族が起き出すまでの約1時間の間にひたすらかつらむき練習をしたものでした。
松本塾お節隊に参加した時には奥秋先生と一緒に二人で5〜6時間かけて約150食分のおせち用のかつらむきをご一緒させていただきました。
また松本先生が旅立たれた時には松本塾生たちとかつらむきから作る菊花大根で先生のお棺を埋め尽くしたものでした。
本当に大切なまた貴重体験をさせていただきました。
そんなことを思い出しながらの旧暦新年前。
今年の年末はそんな松本先生や奥秋先生のお気持ちを大切におせち作りをしたいと思います。


