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JOURNAL

日記

2025-02-06

【美しい日本の暦】立春

2月3日に立春を迎えました。

暦の上では立春から立夏までが春になります。

二十四節気の第一節。

春の始まり。

気温はまだまだ冬の寒さ。

日足が少しずつ伸びて春の気配を感じます。

今年は冬の土用期間は比較的暖かったですが、立春とともに寒波到来です。

冷えは万病のもと!温活を心がけながら春の養生をしたいものですね。

二十四節気は

一年を24に分割し、最も昼が長い日を夏至、最も短い日を冬至、昼夜の長さが同じ日を春分、秋分とし、それぞれ春夏秋冬な中心にすえた暦になります。

◯まず冬至を起点とします。

◯冬至と夏至で一年を二分割し、「二至」とします、

◯さらに春分と秋分をもって一年を四分割し、「二至ニ分」とします。

◯さらに立春、立夏、立秋、立冬の「四方」をもって八分割し、「八節」とします。

◯八節はそれぞれ約45日間ですが、それをさらに3分割したものが「二十四節気」です。

二十四節気はそれぞれが15日間ですが、これを三分割したものが「七十二候」。一つの候は約5日間で、五日ごとに移ろいゆく季節を細やかに表するもの。この七十二候も二十四節気と同様に美しい日本語で表され、私たちの感性を刺激し、想像力を豊かにはぐくんでくれます。

七十二候は気象の動きや動植物の変化を示す短文で構成され、言葉の一つ一つが美しさに満ちています。フレーズの端々にはその時期がやってくる兆しや気配が宿り、日本の四季の美を十分に感じさせてくれます。

いにしえの人々の感性の素晴らしさや情緒の豊かさなどが凝縮されている七十二候。私たちの過ぎゆく季節を七十二候とともに感じ、日々を大切に送りたいものです。

七十二候

[春]

〈二十四節気 立春〉

◯東風解凍(はるかぜこおりをとく 2月4日頃)

東風(こち)は春風の代名詞。春の風が冬の間に張った川や湖の水を解かし始めます。

◯黄鶯晛晥(こうけんかんす 2月9日頃)

うぐいすは別名「春告鳥(はるつげどり)」山里でその美しい鳴声が聞かれるようになります。

◯魚上氷(うおこおりをいずる 2月14日頃)

水の中にも春の気配が感じられる頃。水がぬるみ、割れた氷のすき間から魚たちが顔を覗かせます。

美しい言葉とともに春を迎え、お楽しみくださいません。

詳しくは月と暦で整う暮らしにも掲載させていただいております。

春の養生法はまたあらためまして。

二十四節気
月と暦で整う暮らし