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JOURNAL

日記

2025-06-06

【美しい日本の暦】芒種

6/5に二十四節気の第9。
芒種を迎えました。

稲などの穀物の種を蒔く時期。そろそろ梅雨の気配もし、昔はこの時期に田植えを始めました。

紫陽花の花が色づき、トマトや茄子やきゅうり、とうもろこしの収穫が始まる時期でもあります。

〈二十四節気 芒種〉
◯蟷螂生(かまきりしょうず・6月5日頃)
かまきりが卵からかえるころ。ピンポン球くらいの泡のような卵から数百匹の子が生まれます。小さいけれど姿は斧を持った立派なかまきりです。
◯腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる・6月10日頃)
夜の暗闇の中にほたるのひかりがちらちらと見え始めます。舞いながらほのかに明滅を繰り返し、とても幻想的。昔の人は腐った草が蛍になると考えていました。

◯梅子黄(うめのききばむ・6月15日ころ)
青かった梅の実が熟して黄色を帯び始めるころ。梅干しや梅酒作りなど、そろそろ梅仕事の季節到来です。

芒種は、種をまく時期であることから、物事を始めるのにも縁起が良いとされています。また、6月6日は「稽古始めの日」とされ、何かを始めるのに最適な日とされています。

梅雨入りが近づき、湿気が高くなる時期です。この時期を快適に過ごすには、水分代謝を良くし、湿気をため込まないことが大切です。

また、心が不調になりやすい時期でもあるので、心と体のバランスを整えるようにしましょう。

梅雨の養生はあらためてご紹介したいと思います。

気温変動が激しいですが、美しい日本の暦を感じながら、くれぐれもご自愛の上心豊かにお過ごしくださいませ🍀

二十四節気や七十二候は「月と暦で整う暮らし」にも掲載させていただいております。